スズメバチをよく見かけると思っていたら、家の周りの木の枝に巣を作ってた。
プロに駆除を頼むと3万円~が相場なんだけど、俺が住んでいるのは山の中の一軒家で、毎年スズメバチには悩まされていて、その度に3万円は払えない。
幸いにも発見したのは7月で、まだそんなに大きな巣じゃなかったので自分で駆除することにした。
スズメバチに刺されると命にかかわることもあるので、自信がない場合はプロに任せることをお勧めする。
この記事では毒エサは使わず、スプレー式の殺虫剤を直接巣に噴射して駆除していく。他の方法としては、スズメバチ駆除用の毒エサが発売されている(最近知った)。これを巣の近くにおいてスズメバチに食べさせて駆除するそうだ。自分で何とかしたいけどよくわからないという人は、これを試してみるのがリスクが少ないように思う。次の機会があれば毒エサも試してみたい。
スズメバチの巣の状況
家の玄関から5mくらいのところにある庭木に巣を作っていた。出来たばかりの小さな巣なら叩き落とすだけでもいいけど、丸い形の巣が出来上がってしまっていると叩き落すのは無謀。
最初にも言ったけど発見したのは7月で、ハチの数も少なくて攻撃性も低いみたいだったからサッサと駆除をしたいと思う。
準備したもの
さすがに素手では挑みたくないので、下記の道具を準備した。
防護具
何年か前にAmazonで購入した、スズメバチ用の防護服がこれ↓。
生地の厚さは必要十分なんだけど、青い色に違和感を感じる。普通は白色の防護服が多い。スズメバチは黒色に攻撃的になるそうで、少し不安だけど今まで特に問題は起きていない。
忘れていけないのは、防護服は万能ではないということ。スズメバチの針は防護服を貫通するときもある。ほとんどの場合、貫通しても肌まで届かないんだけど、肩や肘・膝まわりは防護服の生地と肌が密着しやすくて貫通した場合に刺されやすい。必要に応じて防護服の下に、厚めの生地の服を着ておくと安心できる。防護服で針をガードするのでなく、スズメバチの針を自分の肌まで届かせないための空間を確保するイメージで着用することがポイントだ。
写真の防護具のほかには、長靴・ヘルメット・手袋・メガネを準備している。
防護具なしで行けそうな雰囲気だったけど、俺はビビリだから安全第一で行きたいと思う。防護服を着るとクソ熱いけど仕方がない。熱中症にも注意が必要だ。
殺虫剤
何年か前に買った残りが2本。内1本は新品なので、十分に足りる。
当たり前だけど、使うのはスズメバチ用の殺虫剤。まちがってもゴキブリ用の殺虫剤を使ってはいけない。ハチは殺虫剤には弱いので最終的には死ぬんだけど、変な殺虫剤を使うと暴れまくってから死ぬので危険。その点スズメバチ用の殺虫剤は、殺虫剤がかかれば直ぐに動きが鈍くなるので安全。
この殺虫剤の使用方法には次のようなことが書いてある。
巣にゆっくり近づき、風上となる3m程度離れた所から噴射しながら、さらに巣に近づき、1m程度離れた場所から巣穴の中に10秒以上噴射してください。
アース製薬 スズメバチマグナムジェット プロ 蜂駆除スプレー の使用方法
スズメバチの巣の外側にはだいたい何匹かのハチが出ているので、まずはそのハチを落とすんだ。そのために効率的(殺虫剤の届く距離、薬液が広がる範囲)な距離が、この殺虫剤では3mということらしい。このあたりは使う殺虫剤によって違うと思うので、よく確認してほしい。
そして、上の写真(今回駆除したのとは別の巣)で赤丸で囲ったところが巣穴なので、近づいて巣穴の中に殺虫剤を噴射する。この時は、殺虫剤のノズルを巣穴に直接差し込むまで近づくとやりやすい。
スズメバチの巣の出入口は大抵1か所なんだけど、稀に出入口が2か所以上あって殺虫剤を吹き込んだところ以外からハチが飛び出してくることもある。なので最初に離れた所から殺虫剤をかけるときには、巣の表面全体を殺虫剤で濡らすようなイメージで処理しておきたい。こうすることで、予想外の場所から外に飛び出したハチも少なからず殺虫剤に接触させることができる。
その他、殺虫剤に書いてある説明書きはひととおり読んで理解してほしい。
ライト
昼間に巣の駆除をすると、外に出ていたハチが戻ってきたときに襲われるので、セオリー通り日没後に駆除する。
ライトが必要となるんだけど、ハチには赤い光は見えていないので、刺激しないように赤いライトを使用したいと思う。今回は車に積んであった、電池式の発煙筒を流用した。
ちなみに、 電池式の発煙筒は便利。
駆除
明るいうちに、巣を見て出入口の穴の位置を確認する。確認できた出入口は1か所だけ。そして、近づいてもハチは全然威嚇してこなかった。
夜になって、ハチの巣に近づいて、出入り口の穴をめがけて殺虫剤を噴射して終了。
まとめ
今回は、ハチの巣もまだ大きくなくて場所もよかったからアッサリと駆除に成功した。8月や9月になるとスズメバチが攻撃的になるし数も増えるので、早めに気づいて対処することが大切だ。